代表コラム
【キャリアコラム】私がMBA取得を目指した理由
代表の古田直也です。
カウンセリングや起業・独立相談の際に、ご相談者様から「古田先生はなぜMBAを目指されたのですか?」「古田先生にとってMBA挑戦は怖くなかったのですか?」というご質問をよくいただきます。
私のことを、より多くの方に知っていただく意味も込めて、当コラムにてMBA取得を目指した理由を書かせていただければと思います。
私が初めて「MBA(経営学修士)」という言葉を知ったきっかけは、父との会話でした。
経営者家系で生まれ育ったこともあり、父との会話は基本、経営やビジネスに関する話題で溢れていました。会話の中で、父がMBAという言葉をよく発することは認識していました。
ですが、大学生だった当時の私にとっては「ビジネスマンの世界では、そんなステータスがあるのか」ぐらいにしかMBAを捉えていませんでした。
しかし将来、「経営者になる」と志し日々、経営者やリーダーの自伝本、経営学の専門書を読み進める中で頻出するワードが、MBAでした。少しばかり興味が湧き、MBAについて調べてみることにしました。
興味本位で調べてみると、MBAは「ビジネスエリートの登竜門」「経営幹部士官学校」など、私が想像する以上の内容が書かれていました。
そして、自分にはなかなか手の届かない存在であることも同時に理解しました。
その後、社会人になってからも、心のどこかでMBAに憧れを持つ自分がいました。凸版印刷(現:TOPPANホールディングス)で担当していた外資系企業の管理職メンバーと名刺交換をした際、相手方の名刺に「MBA」の表記があることが多々あり、その度に「すごいな、カッコ良いな。」と心の中で思っていたことを覚えています。
キャリアコンサルタント国家試験に合格し厚生労働省の認定機関に、正式にキャリアコンサルタント登録を終えた頃、伯父に「MBAに挑戦してみたら?」という声をかけられました。
伯父は当時、電通で執行役員を務めており、MBAに通っていました。私は伯父に対しても大学生の時から「経営者になる」というキャリア目標をよく話していたことが、MBAを勧めてくれた大きな理由だと思います。
伯父からのMBA挑戦の勧めをもらい正直、「自分にMBAが取得できるのか」「そもそも入学試験に合格できるのか」など、不安な気持ちが大きかったことを覚えています。また、祖父や父もMBAホルダーではなかったため、身近にロールモデルがいなかったことも不安要素の大きな一つでした。
MBAへの挑戦という、キャリアの迷いに対して私は真剣に悩みました。ですが「一度きりの人生、後悔したくない」とMBA受験への覚悟を決めました。
今だから言えることですがもし当時、キャリアカウンセリングオフィスが身近にあったら心強かっただろうなと、当時を振り返るとそう思います。
受験資格である社会人経験3年を満たすタイミングでMBAに挑戦し、学部時代の母校に合格しました。母校を志望校に選んだ理由は、もちろん母校であったことが一番ですが、元セブン&アイ・ホールディングス名誉会長であった鈴木敏文氏やキヤノン会長の御手洗冨士夫氏など、経済界の有力者(中央大学出身者)たちが創設した、ビジネス(実務)に主眼を置いたビジネススクールであったことが、私にとっては魅力的でした。
また、教授陣に関してもアカデミック(研究)出身ではない、ビジネス経験を持つ実務家教員が多いことも母校を志望した大きな理由の一つでした。
在学中は、不安と葛藤の連続でした。在学生や関わる他校MBA生の多くが、大企業の経営幹部や役員クラス、各分野で第一線を走るトップレベルのビジネスパーソンばかりで「本当に自分がやっていけるのか」と何度も自問しました。また、途中で志半ばにして去っていく仲間を見るたびに、「自分は最後まで修了できるのか」という不安や葛藤ばかりの日々でした。
25歳で入学し、怒涛の2年間を過ごしました。「これが、経営幹部士官学校か」という意味を、身をもって経験し腑に落ちました。コロナ禍も重なり本当に過酷な日々でしたが27歳で、MBA(経営学修士)を取得しました。
修了式では教授から「本校MBA史上最年少での合格、そして修了おめでとう」との身に余る言葉を多くもらいました。MBAに挑戦して良かったなと心から思った瞬間でした。
これらが、私がMBAを目指した経緯です。
余談ではありますが近年、リスキリングやキャリアアップ時代の到来により、MBAへの注目・関心度が益々高まっています。
当オフィスにもリスキリングやキャリアップに関するお悩みや迷いで、キャリアカウンセリングを受けに来られるご相談者様が増えています。
ここで一つ、実際にあったカウンセリングでの相談ケースを書かせていただければと思います。
会社員の方から、よくいただくお悩み内容の一つに「MBAに挑戦してみたい気持ちはありますが周りに相談すると、行っても意味が無いからやめておけと言われてしまって、迷っています。」というご相談があります。
このお悩みに対して、私がご相談者様に問いかけることは「その相手方はMBAホルダーですか?」であり、そのリアクションの9割以上が「違います」という返答です。
当ケースでいえば第一に、MBAの世界を見たことが無い人の「行っても意味が無い」という意見に、ご自身が心から納得が出来るかどうかということです。
何より「挑戦してみたい」というお金では買うことができない貴重な想いを、その相手方の意見で無いものにしまうことは非常にもったいないということです。
MBAホルダーと現在も多くの交流機会がありますが「MBAは無意味だった」という意見や考えを持った人に、少なくとも私は出会ったことがありません。
ですので、ご自身で挑戦したいと思うコトがあるなら、「まずはやってみてください」と私はお伝えしています。それは、MBAに限りません。
当コラムをお読みになった方で「MBAに興味がある」「リスキリングやキャリアアップについて最近、考えている」など、お考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご来室ください。お力になれればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

(MBA修了式にて同期との一枚)
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